オリンピックの屈辱は忘れない

順風満帆に

この舞台に立っているものなど

一人もいない

血の滲むような思いをして

這いつくばって

ここまで来たのだ

闘志では決して負けないはずなのに

それでも再び苦渋をなめる



本領を発揮できずに

自分をコントロールできずに

壁にぶち当たっていた

あえいでいた

もがいていた

苦しんでいた

折れかかっていた

それでもみんな信じていた

ぼくらは信じていた



ばらばらだったぼくたちは

いつのまにかひとつになった

ぼくらは知った

侍は決して逃げないことを

どんなに茨の道であっても

決してあきらめずに

粘り強く

立ち向かっていけば

きっと願いは叶うことを





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