ストーカーという言葉がまだなかった頃

ぼくはきみに夢中になった

机上と建前で生きていたぼくを

現場と本音の世界に引き戻してくれた

きみと出会ってぼくはガラガラと

音をたてて生まれ変わった



働き者のきみはぐうたらなぼくに

腹の立つことも多いだろう

自分本位で身勝手なぼくを

いつもたしなめて軌道修正してくれた

聖母の慈愛すら感じて

きみのことをマリアのように慕っていた



毎朝 太陽のような笑顔で送り出し

昼間はメールや電話をかかさず

無事の帰宅を手料理を作って待っている

おいしい?ってしつこいくらい訊くけれど

たくさんのパワーをもらって

愛されていると感じてる



いつも元気でそこにいるものだと

信じて疑わない

きみがいない生活なんて

想像もつかないけれど

ぼくはきみを大切にしてるって言えるかな

ぼくはきみに何をしてあげられたかな



筋の曲がったことが大きらいで

損得勘定で生きられないおひとよし

他人のことを思いやり自分のことは後にする

きみのことは他の誰よりもわかってる

きみを幸せにするって約束は

きっと叶えてみせるから





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