大人になりきれていない

大人たちが乱痴気騒ぎしている

いい年して踊っても

周りが恥ずかしくなるだけだ

本人が楽しければそれでいい

と言ってしまえばそれまでだけど



目の輝きが違う

未熟であることが

なんでこんなに素敵なんだろう

背負っている過去よりも

未来の方が長いという暗黙の了解が

羨ましいほどの輝きを放つのだろうか



人生八十年の時代に

三十代までは若さが武器になる

人生百年の時代には

四十代までは若さが武器になる?

人生百二十年の時代が来れば

五十代までは若さが武器になる??



誰しもいつまでも若くありたい

と願うものだ

でも四十になっても五十になっても

八十歳の老人からみればひよっこだ

若いっていいねえときっと言う

若いってなんだろう



自分がしたいことを

自分の力でなんとか実現しようと

もがくことができること

どうすればいいか

ああじゃないこうじゃないと

悩むことができること



すべてを諦めてしまって

自暴自棄になっている

すべてを手に入れてしまって欲がない

世の中を達観して悟ってしまっている

そんな若者がいっぱいいる社会は

不幸な社会だ



逆に人生折り返し点を過ぎても

一生が青春だと傍若無人の振る舞いで

若者のチャンスをつぶすのは老害だ

人間には年相応の生きざまがあって

年甲斐もなく若さばかりを追求するのは

みっともないことだ





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