きみの前に道がある

まっすぐな一本の道がある

曲がりくねった道がある

人通りのない道がある

獣の通る道がある

そこへ辿り着くための

無数の道がある

きみはどの道を選ぶだろう

近道を通ったきみは

誰よりも速く辿り着くだろう

きみはご満悦かもしれない

でも花はいつか枯れてしまう

ゴールだと思ったものは

ゴールでないと気付くだろう

きみの目指した目的地には

永遠に辿り着かないだろう

そこにはなにもないからだ

逃げ水のように消えてしまう

求めるものは

いつも先にあるけれど

今この瞬間に何をするのか

そこに辿り着くまでに

流した血と汗が

きみの生きざまだ

右往左往すればいいさ

人の行かぬ道を行けばいい

茨の道を歩めばいい

遠回りした分、魂は磨かれる

※「おっぱいバレー」 (羽住英一郎監督) DVDを観て

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