生まれたばかりの
ほっかほっかのきみは
なにかを確認するかのように
ママのことをじっと見あげていた
そんなきみはこんなにも大きくなって
もうママとそんなに変わらない
きみが修学旅行へ行って
パパとママと二人きりになれば
途端に大喧嘩して口も利かない
子はかすがいってほんとかな
きみの存在感は
思っていた以上に大きくなっている
きみが帰宅すると安心したママは
すっかりご機嫌になったのに
パパにはニコリともしてくれない
パパもママもいい加減仲直りしな
いつまでもつまらない意地を
張ってるんじゃないよ
いつまでも子供だと
思っていたきみに諭された
きみが一番大人だね
きみの存在感は
日増しに大きくなって
パパの存在感は消えてしまいそうだ
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