最後に満点を取ったのは

いつのことだっただろう

年をとればとるほど

その機会は減って

社会に出てからは

満点を取った記憶はない



それでも右肩上がりの時代は

生きていくのは簡単だった

いい学校に入って

いい会社に入れば

一生安泰だと

誰もが信じて疑わなかった



成功の方程式は

通用しないことが証明され

新しい成功法則を探して

貪るように本を読み

インターネットを検索しても

ヒントはあっても正解はない



きみは今

グローバル競争の大海原を

航海している

大波は猛スピードで

四方から押し寄せて

日本丸は大きく揺れている



大きな借金を抱えたまま

耳は遠く目は霞み年老いて

仲間はどんどん少なくなる

この正解のない問題を

解いているのはきみだけではない

一人ひとりが日本丸の船長だ



進むべき道も目標も

自分自身で決めていくのだ

そして行くと決めたら

四の五の言わずやってみる

きみの小さな成功がきっと

みんなを救う希望の光になる





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