きみはほんものかまがいものか
ほんものよりよっぽど美しい
ほんものよりよっぽど輝いている
もう笑うしかないのだ
どんなにうまく化けても
過剰になるばかり
どんなにうまく装っても
けっしてほんものにはなれない
まがいものであることを
誰よりも自分がいちばん知っている
コンプレックスをもつほど
センチメンタルじゃないけれど
きみはある意味正直なのさ
誰もが化粧してひた隠しにしている
まがいものを人目に晒して
生きているのだから
自分の恥ずかしい部分を覆い隠さず
見せてしまえばなにも怖くない
舞台で踊っているきみは
すべてを超越して躍動していた
※写真と詩は直接、関係ございません。
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