長い人生のなかで何人の人を好きになるのだろう
たいせつなひとは身近にいるはずなのに
この歳になって恋をするなんて思いもしなかった
きみのことを考えれば胸が張り裂けそうになる
どうしたらきみのことを喜ばせることができるのか
そんなことばかり考えている
きみに憧れることしか許されない存在なのに
きみが注いでくれるワインに酔いしれ
きみの微笑みに溺れてしまうなんて
どうしたいのかぼくにもわからないんだ
ただきみに会いたくてきみと話がしたくて
今日もこの街を彷徨っている
のどの調子が悪いと聞けばはちみつを届け
寒いと聞けば羽織る物をプレゼントして
きみのためになることならなんでもするよ
ほんとうにきみの幸せを願うのならば
これ以上近づいてはいけないって知っているさ
勘違いだってちょっと考えれば誰でもわかる
きみを見守ることしか許されない存在なのに
「うれしかった」の一言に心揺れて
きみの優しさに溺れてしまうなんて
どうしたいのかぼくにもわからないんだ
ただきみに会いたくてきみと話がしたくて
明日もきみの夢を見るだろう
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